TOP 戦略人事の仕掛人 メンバーの“人生”という投資に、いかに還元するか。それが経営ボードのあるべき姿

2020/03/26

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第11回

メンバーの“人生”という投資に、いかに還元するか。それが経営ボードのあるべき姿

  • 組織
  • 株式会社イングリウッド 企業戦略室 取締役/CHRO 上河原 圭二氏
  • フリーランスライター、国家資格キャリアコンサルタント 阿部志穂氏

 

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モチベーション高く、いかに一体感をもってメンバーをミッションに臨ませられるか?—変化の激しい時代、先の読めない時代だからこそ、“人財”の重要度は増している。比例するように高まっているのが、事業を理解し経営者視点を持ち合わせた人事トップ、すなわち優れたCHROへのニーズだ。

 

「戦略的人事の仕掛け人」。今回のゲストは、「商品を売る最強の集団であり続けること」を企業理念に掲げる株式会社イングリウッドのCHRO・上河原圭二さん。人事未経験からCHROに抜擢されたという、人事畑では変わり種ともいえる上河原さん。だからこそ自負している強み、そして描いている人事戦略の未来について話を聞いた。

(聞き手・構成・文/阿部志穂)

 

IPOを視野に「事業を知っている人事」が求められた

前職は、インターネット広告代理事業やマンガアプリ『GANMA !』の運営といったメディアプラットフォーム事業を手がけるセプテーニ・ホールディングス。新卒から14年という比較的長い期間在籍し、一貫して事業畑を歩んできた。支社長やグループ子会社社長を務めていた時期に採用に関わることはあったものの、HRに専念するのは今回が初めてだ。そんな上河原さんが新天地でCHROに抜擢された経緯は、どのようなものだったのだろう?

 

 

阿部 まず伺いたかったのは、黒川(隆介氏/株式会社イングリウッド代表取締役CEO)さんは、人事未経験である上河原さんのどこを買って声をかけられたのだろう?ということです。

 

 

上河原 セプテーニグループに在籍していた当時、イングリウッドと僕の間に仕事上のおつき合いはありませんでした。前職の仲間の取引先だったのかな。そこから僕の話が伝わったみたいで、退職する直前くらいにご縁をいただきました。

阿部 そのときは、イングリウッドさんに移る前提はなく、まず退社をされたんですね。

 

 

上河原 はい。一度起業しています。当時は35歳というタイミングで、新たな成長に向けて新しい世界で経験を積み、充実した40代を迎えたいと考えていましたし、「辞めるからには、前職ではできないことをやろう」という思いもありました。

 

起業後、いくつかの会社さんのコンサルなどをさせていただいていたのですが、代表の黒川と2,3回話をする中で、「あれ、もしかして口説かれている?」という雰囲気になり…(笑)。「人事経験しかない人事より、事業がわかっている人事がほしい」というニーズがあったと聞いています。イングリウッドは「全員金を稼げ!」じゃないけれど(笑)、職種に関係なくメンバー全員が経営者視点を持って仕事に取り組む風土があ...

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プロフィール

  • 上河原 圭二氏

    株式会社イングリウッド 企業戦略室 取締役/CHRO

    2005年関西大学商学部卒業後、株式会社セプテーニに新卒入社。 広告代理部門で大阪支社配属後、名古屋拠点立ち上げに参画し、 名古屋支社長として西日本エリアのネット広告セールスに従事。 その後、子会社経営や社長室長を経て、 2013年にマンガコンテンツ事業を中心とするコミックスマート株式会社を設立し取締役/COOに就任。 作家支援事業・メディア事業・ライセンス事業を中心に国内最大級のマンガアプリへと成長。 2018年1月に株式会社セプテーニ・ホールディングスのグループ執行役員に就任。 2019年4月に株式会社イングリウッドのCHROに就任し、 組織戦略・人材育成/採用・広報・コーポレートブランディングを管掌。 「商品を売る最強の集団であり続けること」を企業理念とし、 経営人事として「ヒト×組織×カルチャーのチカラで『5年以内に日本一のチームを創ること』」を目指している。

  • 阿部志穂氏

    フリーランスライター、国家資格キャリアコンサルタント

    リクルート退職後、編集プロダクションを経てフリーに。 女性誌、ビジネス誌等で執筆活動を行いながら、主に「働き方」をテーマにしたセミナーやイベントなどの企画、登壇も行う。 現在、さんぎょうい株式会社が提供する女性の健康とキャリア事業“mezame”にて、メディア・マーケティングディレクター。