TOP 戦略人事の仕掛人 「そもそも自分を〝人事〟だと思っていないです」。【後編】

2020/03/19

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第10回

「そもそも自分を〝人事〟だと思っていないです」。【後編】

  • 組織
  • ピクスタ株式会社 執行役員 コーポレート本部 戦略人事部長 秋岡 和寿氏
  • 株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO 井上和幸

 

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ピクスタ株式会社 執行役員 コーポレート本部 戦略人事部長の秋岡和寿さん。後編では、秋岡さんの「人・組織」に対する思いを中心に聞いている。(前編はこちら

(聞き手/井上和幸)

人事部門としてちゃんと会社の変化の基点となる!

ピクスタ株式会社は2005年に創業。2015年に上場し、その後は社員が毎年30~40名ずつ増加。現在143名(うち正社員93名)となっている。(2020年2月末時点)

2014年に入社した秋岡さんは、組織開発室長、経営企画部長、戦略人事部長を務め、今年1月には執行役員に就任。

 

その間、経営陣との最初の認識合わせから始まり、組織の基盤づくりのための採用とリーダー育成、評価制度構築、組織文化醸成を実行。また、組織を上手く回すためのレポートラインをつくり、情報流通の流れを改善してきた。

井上 秋岡さんは、人・組織の責任者として、どんな風に考えて行動されていらっしゃいますか。

 

秋岡 大事に思っているのは、とにかく経営陣の頭の中と同期すること。ここがスタートだと常々思っています。同期をして何をしているかと言うと、代表の古俣にせよ、他の経営陣にせよ、彼ら一人ひとりが現時点で会社全体と人・組織について何を大事だと思っているか? これからやっていきたいと思っていることは何か? という価値観や課題感を常につかむことを大事にしています。

 

そのうえで、みんな違うんですよね。当たり前ですが、みんな違うとなったときに、私自身の価値観や考え方もその横にフラットに並べてみる。会社全体として、本質的なところでは、みんながどこを目指して大事にしているのかを自分なりに見定めて、大事な背骨をとにかくおさえるようにしています。

 

そこをつくるための方向付けとして、今、他の役員陣が見えている風景だけでは形づくるのが難しいと思ったときには、もう一歩自分が踏み込んで、自分がその意見というか考えをリードしていくような提案をします。みんなで「そうだね」といった感じの意思形成をしたら、「じゃ私がやりますね」と言って、それを自分でまき取り、人事のメンバーを含めてですが、それを形づくっていく、といったことをしています。

 

もっとも、そこには「言われたことを言われた通りやるのが嫌だ」という、単に自分の性格的なこともありますけどね(笑)。

 

 

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プロフィール

  • 秋岡 和寿氏

    ピクスタ株式会社 執行役員 コーポレート本部 戦略人事部長

    1978年7月生まれ。 神戸大学経営学部卒業、グロービス経営大学院経営研究科経営専攻修了(MBA)。 2002年4月に住友電気工業株式会社に入社、法人営業、業務/生産企画に従事。 2005年9月に株式会社グロービスに入社、法人営業リーダー、人材育成・組織開発コンサルティングに従事。2012年にMBAを取得。 2014年6月 ピクスタ株式会社に入社、組織開発室長、経営企画部長、戦略人事部長を経て、2020年1月執行役員就任。

  • 井上和幸

    株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO

    早稲田大学卒業後、リクルート入社。コンサルティング会社取締役、リクルートエグゼクティブエージェントマネージングディレクター等を歴任。2010年経営者JPを設立し、現職。