TOP 【私が経営者になった日】鳥越淳司氏 大切なのは形ではなく、まず動くこと。(Vol.1)

2020/03/16

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第1回

大切なのは形ではなく、まず動くこと。(Vol.1)

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  • 株式会社相模屋食料 代表取締役社長  鳥越淳司氏

 

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社長に任命された日=経営者になった日ではありません。経営者がご自身で「経営者」になったと感じたのは、どんな決断、あるいは経験をした時なのか。何に動かされ、自分が経営者であるという自覚や自信を持ったのでしょうか。

 

豆腐業界のトップメーカーとして、意欲的で新しいヒット商品を様々に展開するだけでなく、全国各地の豆腐メーカー再建にも注力している相模屋食料、鳥越氏に3回にわたってお話をうかがってみました。

●美味しい豆腐を作るために無我夢中。

「豆腐の会社に入った限りは、豆腐をつくれるようにならなければいけないと最初はとにかく無我夢中でした。」

 

前職が雪印乳業の営業だった鳥越氏は、食中毒事件で製造現場を知らずにお客様への謝罪をしている自分に罪深さを感じていたという。豆腐メーカーの創業家の三女と結婚して入社した時点で、次期社長になることは決まっていたが、工場の人たちは、そのことを知らなかった。

「何もわかりませんし、周囲の態度も“技は目で盗むんだ”以前。仕方なく自分で、とにかく質問して回るしかない。そうやって現場で豆腐づくりに関わっていると、それまでは頭でいろいろ考えていたんだな、すごく薄っぺらだったなというのを改めて思い知らされました。日々やることやること新しい発見ばかりですから、朝1時から毎日やっていても、辛いと思ったことはありませんでしたね。一つ一つが、楽しくて、楽しくてしょうがない。

 

そうやって一通り何とかできるようになって、ようやく工場のみんなが認めてくれました。今でも美味しいおとうふをつくろうと思えば自分で普通につくれますので、それがすごい強みになっています。」

 

 

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プロフィール

  • 鳥越淳司氏

    株式会社相模屋食料 代表取締役社長 

    1973年京都府生まれ。早稲田大学商学部卒業後、雪印乳業株式会社(元・雪印メグミルク株式会社)に入社。2002年、相模屋食料株式会社入社。2007年、同社代表取締役社長に就任。「焼いておいしい絹厚揚げ」「ザクとうふ」など数々のヒット商品を生み出し、2015年には豆腐業界初の売上高200億円を達成。注目のPlant-based food「ナチュラルとうふ」シリーズ・「BEYOND TOFU」などで、伝統食品おとうふの魅力を幅広い層へ伝え、注目を集めている。業界No.1になったいまも新たなチャレンジを重ね、日々おいしいおとうふづくりを追求し続けている。

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