TOP 戦略人事の仕掛人 「そもそも自分を〝人事〟だと思っていないです」。【前編】

2020/03/12

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第9回

「そもそも自分を〝人事〟だと思っていないです」。【前編】

  • 組織
  • ピクスタ株式会社 執行役員 コーポレート本部 戦略人事部長 秋岡 和寿氏
  • 株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO 井上和幸

 

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「戦略人事」をリードするCHO/CHRO や人事トップの方に注目し、その具体的な取り組みやご本人の思い、今後の展望をうかがう 「戦略人事の仕掛人」——。

 

今回のゲストは、ピクスタ株式会社 執行役員 コーポレート本部戦略人事部長の秋岡和寿さんです。同社は、「クリエイティブ・プラットフォーム事業」を主な事業とし、PIXTA(画像・動画・音楽素材のマーケットプレイス)fotowa(家族・子供向け出張撮影プラットフォーム)Snapmart(スマホ写真の投稿販売マーケットプレイス)」という3つのサービスを提供する会社です。

2014年、株式会社グロービスの法人コンサル・営業部門から転身した秋岡さんに人事観やその取り組みなどをうかがいました。

(聞き手/井上和幸)

社会の根幹、本質に触れる仕事がしたかった。

秋岡さんは2002年に神戸大学経営学部を卒業。新卒で住友電気工業に入社した。同社を選んだのは、「社会の根幹を支える、あるいは、そこに触れるような仕事をしたかったから」。学生なりに世の中の根幹とは何か? と考えたときに、インフラ周りや素材を扱う業種をイメージしたのだという。同社では営業や生産管理、生産企画を経験した。

 


2005年には株式会社グロービスへ。法人向けのコンサルタント部門や法人の営業部門(金融・サービス系企業担当)でリーダーなどを務めた。

 


井上
 新卒では住友電工さんに入られましたね。現職、前職の企業カラーや職務からしますと意外な印象もありますが、決め手になったのは何ですか?

 

秋岡 今でも覚えているのですが、大阪の梅田にあるマクドナルドに一人で籠って、自分が覚えている限りの喜怒哀楽に関する体験を洗いざらい書き出してみたんです。そのとき、そこから紐解いた自分の大事な価値観は、《自分を高め続けたい》と《海外で働きたい》ということでした。
いろいろチャレンジできそうなところで働こうと思い、最終的に考えていたのが、住友電工と製鉄会社と総合商社の3つ。当時はITが流行っていた時代でしたが、私は真反対の方向を向いていましたね。

 

井上 なるほど。そこからグロービスさんへ転職されたのはなぜでしょう?

 

秋岡 営業のときには《工場現場のリアル》があまり見えていなかったのですが、工場に移って生産管理と生産企画の仕事をしたときに、大きな気づきがありました。それは、上がどんなに良いことを考え、実行しようとしても、実際に動く人たちがシラケていると、物事は動かないし良い方向にも行かないということです。

 

そのときに、自分の思っている「根幹」や「本質」というのは何だろうと再考するようになりました。そして、《人がより良くなる一歩につながるところに直接関わること》が自分の思う根幹なのではないかと考えたん...

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プロフィール

  • 秋岡 和寿氏

    ピクスタ株式会社 執行役員 コーポレート本部 戦略人事部長

    1978年7月生まれ。 神戸大学経営学部卒業、グロービス経営大学院経営研究科経営専攻修了(MBA)。 2002年4月に住友電気工業株式会社に入社、法人営業、業務/生産企画に従事。 2005年9月に株式会社グロービスに入社、法人営業リーダー、人材育成・組織開発コンサルティングに従事。2012年にMBAを取得。 2014年6月 ピクスタ株式会社に入社、組織開発室長、経営企画部長、戦略人事部長を経て、2020年1月執行役員就任。

  • 井上和幸

    株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO

    早稲田大学卒業後、リクルート入社。コンサルティング会社取締役、リクルートエグゼクティブエージェントマネージングディレクター等を歴任。2010年経営者JPを設立し、現職。