TOP 私が経営者になった日 【はくばく 長澤氏】会社を継ごうと真っ直ぐに生きてきた。(Vol.1)

2020/02/17

1/3ページ

私が経営者になった日

第34回

【はくばく 長澤氏】会社を継ごうと真っ直ぐに生きてきた。(Vol.1)

  • キャリア
  • 経営
  • 経営者インタビュー
 

30日無料!全記事読めるプラチナメンバー登録はこちら >

 

 

社長に任命された日=経営者になった日ではありません。経営者がご自身で「経営者」になったと感じたのは、どんな決断、あるいは経験をした時なのか。何に動かされ、自分が経営者であるという自覚や自信を持ったのでしょうか。

 

穀物によって人々の健康を実現するために「穀物の感動的価値を創造する」ことにこだわり、大麦・雑穀市場のトップシェアを誇る株式会社はくばく 代表取締役社長 長澤重俊氏に3回にわたってお話をうかがいました。

【vol.1】会社を継ごうと真っ直ぐに生きてきた。

【vol.2】社長として理念と行動の一致を徹底してきた。

【vol.3】長い時間軸で企業価値を存続させるために

 

●創業家に生まれ、会社を継ごうと考えていた。

祖父が作り、父が2代目という創業家の長男に生まれた長澤氏。かなり小さな頃から、いずれは自分が3代目として会社を継ごうと考えていた。

 

「父は一度も継げとは言いませんでしたが、小学生になる前から思っていました。継ぐことの本当の厳しさは知らなかったですけどね。祖父の影響も大きかったです。堂々として威張るわけじゃないけれど、その雰囲気にみんながついていく。しかも全体がうまくまとまって、みんな幸せそうに暮らしている。そういう仕事、そういう生き方っていいなというふうに思いましたね。」

 

学校選択や学ぶことの選択、経験したいことに、いずれ自分が会社を継ぐのだという考えは、少なからず影響を及ぼしたという。

 

「会社を継ごうということに向かって真っすぐに生きてきたシンプルな人生ですよね。ずっと一番いいであろうことを選んできたというか、そういう感じなんですよ。だからあんまり面白味がないです、ホントに。」

 

と長澤氏は笑った。

 

 

プロフィール

  • 長澤 重俊氏

    長澤 重俊氏

    株式会社はくばく 代表取締役社長

    1966年(昭和41年)山梨生まれ。1989年(平成元年)東京大学経済学部卒。同年、住友商事(株)入社。1992年(平成4年)(株)はくばく入社。2003年(平成15年)から同社代表取締役社長に就任。
    「穀物の感動的価値を創造し、人々の健康と豊かな食生活を実現します。」を企業理念とし、穀物をもっとおいしく、簡単に、楽しく食べていただき、世界中の人々が健康で豊かな食生活を送っていただくための事業を展開。主な事業として、大麦の精麦事業、雑穀事業、乾麺事業、麦茶事業、穀粉事業、米穀事業などを行っている。

    この登場者の記事一覧をみる