TOP 2030年に向かえ! リーダーのためのキャリアメイク戦略 今あなたのいる「場所」を知る。自分のコアを正しく伝える。

2019/12/26

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2030年に向かえ! リーダーのためのキャリアメイク戦略

第21回

今あなたのいる「場所」を知る。自分のコアを正しく伝える。

  • 転職
  • キャリア
  • 井上 和幸 株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO

【この記事でわかること】

・ドラッカーの指摘する、イノベーションのために最も重要なのは「予期せぬ成功や失敗の利用」である

・市場を切り口に考えたときに、今あなたのいる場所はどこか?

・転職時の自己紹介で失敗しがちなこと

 

◆ドラッカーが指摘する「イノベーションの7つの機会」。

ドラッカーについては私もいろいろ勉強して、これまで皆さんにもお伝えしてきていますが(KEIEISHA TERRACE 「ドラッカー再論」)、ドラッカーは以下のように「イノベーションの7つの機会」について指摘しています。

この中の7番にある「知識」とは、「技術」のことです。ドラッカーは、これらは1番から7番に向けて難しくなると言っているんですね。

 

図を7番から順に見ていきましょう。よく「イノベーション」というと「技術」をイメージしますが、ドラッカーは、技術イノベーションは一番難しいと捉えていました。

 

6番の、人間の「認識」はなかなか変わりにくいので、これを変えにいくイノベーションは難しい。

 

5番の「人口構造」は、どんなふうになっていくかすごく読めます。日本人である私たちはいま高齢化社会へと向かっていますが、人間は一歳ずつしか歳をとらないので、若い国が急に来月から高齢化とはなりません。つまり、とてもグラジュアリーな変化であるという話です。

 

4番の産業構造も比較的変わりにくいですね。

 

3番と2番は飛ばして、1番ですが、「自分の身の回りに起こっている予期せぬ成功と失敗を見る」ところに具体的なイノベーションのニーズがある――といったようなことをドラッカーは言っています。

 

 

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プロフィール

  • 井上 和幸

    井上 和幸

    株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO

    1966年群馬県生まれ。早稲田大学卒業後、株式会社リクルート入社。人材コンサルティング会社に転職後、株式会社リクルート・エックス(現・リクルートエグゼクティブエージェント)のマネージングディレクターを経て、2010年に株式会社 経営者JPを設立。企業の経営人材採用支援・転職支援、経営組織コンサルティング、経営人材育成プログラムを提供。著書に『ずるいマネジメント 頑張らなくても、すごい成果がついてくる!』(SBクリエイティブ)、『社長になる人の条件』(日本実業出版社)、『ビジネスモデル×仕事術』(共著、日本実業出版社)、『5年後も会社から求められる人、捨てられる人』(遊タイム出版)、『「社長のヘッドハンター」が教える成功法則』(サンマーク出版)など。

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