2019/12/23
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成功する経営者は皆、多読家。「TERRACEの本棚」
第84回
父と娘が力を合わせて年間12万人の見学者! なぜ今、踊る町工場「能作」に人が殺到しているのか?
- 組織
- 経営
- 寺田 庸二氏 ダイヤモンド社 書籍編集局 第三編集部 副編集長
僕は、先日、東京駅から北陸新幹線「はくたか」に乗り、新高岡にある「能作」に行った。
尊敬する経営者で、『ディズニー、NASAが認めた遊ぶ鉄工所』著者の、HILLTOP副社長山本昌作氏(65)と、能作社長能作克治氏(61)の「修羅場経営者対談 in 新高岡」取材に立ち会うためだ(→この模様はダイヤモンド書籍オンライン『踊る町工場』連載で後日掲載予定)。僕はこの2作の担当編集だが、対談は白熱し4時間にも及んだ。
HILLTOPの山本副社長といえば、2020年新春に開催される、日創研の「新春経営者セミナー」と日本経営合理化協会の「全国経営者セミナー」に登壇する名経営者。
油まみれの無残な鉄工所を「社員が誇りを持てる夢工場に」「白衣を着て働く工場に」と改革を断行。鉄工所なのに量産をやらない。8割の利益源である「量産」を捨て、多品種単品に特化した。高い利益率と若い社員でイキイキしている会社だ。
そんなHILLTOP(京都府宇治市)の社屋を見たときも度肝をぬかれたが、能作に行ったときもそうだった。
正面入口の人気のインスタスポット「約2500種の木型...
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