2019/12/23
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成功する経営者は皆、多読家。「TERRACEの本棚」
第84回
父と娘が力を合わせて年間12万人の見学者! なぜ今、踊る町工場「能作」に人が殺到しているのか?
- 組織
- 経営
- 寺田 庸二氏 ダイヤモンド社 書籍編集局 第三編集部 副編集長
成功する経営者は皆、多読家。
「TERRACEの本棚」では、成功している経営者が注目している、読んでいる書籍をご紹介してまいります。
今回は、『社員15倍! 見学者300倍! 踊る町工場――伝統産業とひとをつなぐ「能作」の秘密』。
本書の編集を手掛けられた、ダイヤモンド社の寺田庸二氏に見どころを伺いました。
あなたの会社では、こんな問題が起きていないだろうか?
□ 若くて優秀な人材がなかなか採れない
□ ここ数年、業績が右肩下がりで打つ手がない
□ 若い人がいない。活気がない
□ 旧態依然のことをやり続けている
□ 社外からの見学者なんて皆無
□ こちらから営業してもまったく売れない
そんな方々に一度、ご覧いただきたい小さな「町工場」が、富山県高岡市にある。
あなたは、年間12万人の見学者が殺到しているという「株式会社能作」をご存じだろうか?
町工場といえば、
●暗くて油まみれ
●おじさんばかり
●業績が厳しい
そんなイメージがあるかもしれない。
しかし、あなたの常識はもう古い。それはぜーんぶ間違いだ。
今回、ご紹介する、「能作」は、オリンピックイヤーの2020年以降、日本から世界へロールモデルとなる“踊る”町工場だ。
昼の能作
夜の能作
なぜ、町工場が「踊って」いるのか。
能作では無料で工場見学を受け入れているが、伝統産業の職人が一生懸命働いているすぐ横を、電車ごっこをする園児たちが楽しそうに通りすぎていく。
町工場で電車ごっこ?
また、金髪のイケメン職人がイキイキと1200度の真鍮と格闘している。
イケメン職人がイキイキ
社員15倍、見学者300倍、売上10倍(能作克治社長就任時2002年比)と、社員も見学者も踊っているのだ。
日本全国探しても、こんな町工場は見たことがないだろう。
右肩上がりの能作の「売上、従業員数、見学者数」
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