TOP イマ、ココ、注目社長! ユーザーのためになる、ヒト・オリエンテッドなデジタルマーケティングを。【前編】

2019/11/29

1/3ページ

第58回

ユーザーのためになる、ヒト・オリエンテッドなデジタルマーケティングを。【前編】

  • イマ、ココ、注目社長!
  • 経営者
  • 組織
  • 経営
  • 株式会社キュービック 代表取締役CEO 世一 英仁氏

 

インターネットが登場したおかげで「日常の困ったこと」の多くが、誰でも手軽に解決できる時代になりました。しかしながら、「自分が本当に知りたいことや本当に困ったこと」はどうでしょう?その課題や悩みが深刻であればあるほど、なかなか有益な情報には辿り着けないと感じた経験は、多くの人が持っているのではないでしょうか。

 

今回ご紹介する株式会社キュービック(2006年創業)は、WEBメディアを基軸にデジタルマーケティングを行う会社ですが、データや数字の文脈だけで物事を考えるのではなく、画面の向こうにいるユーザーに対していかに有用なメッセージを届けるかを大事にしています。

 

そのために同社ではユーザーが信頼でき、悩みや課題を解決できるコンテンツを自社で制作。そこを訪れたユーザーをクライアント企業にダイレクトにつなぐことで成功報酬を得る仕組みをビジネスモデルとしています。「ヒト・オリエンテッドなデジタルマーケティングでみんなの明日が変わるキッカケを生み出し続ける」とミッションを掲げる、世一英仁 代表取締役CEOに話をうかがいました。

(聞き手/井上和幸)

株式会社キュービックの特長を3つにまとめると、次の通りです。

 

①広告運用やSEOの代行業ではなく、本当の意味でユーザーのためになる、自社メディア型のデジタルマーケティング事業を行っていること。

 

②創業は2006年。「インターン」というキーワードがまだまだ普及しきっていない頃から「学生インターン」と共にはたらくことを推進し、採用、育成、制度・ルールづくりなどの組織開発を最大の経営課題としてきたこと。

 

③その結果として、2017年には極めて高い「組織偏差値」(リンクアンドモチベーション社の計測するエンゲージメントスコアで上位2%以内)の会社となり、また2018年には、『Forbes JAPAN 5月号』で、「Best Motivation Company Award(ベストモチベーションカンパニーアワード)2018」のトップ10企業に選定されていること。そして、第13期となる前期は過去最高の業績を達成していること。

 

これらを踏まえて、世一社長にインタビューをしています。

 

 

事業を伸ばすことしか頭になかった創業からの6年間。

――起業されてから事業が自然に大きくなっていっている状態が6、7年あり、2013年ぐらいから「経営」にドライブをかけられたそうですね。その前のフェーズでは、日々どういったことを考えていらっしゃいましたか。

 

世一 お恥ずかしい話ですが、そのときはまだ人事制度みたいなものはなかったと思いますし、経営というよりは事業を伸ばすことしか頭にありませんでした。メンバーがどんなことを考えて働いているかということに、注意を払ったことは少なかったですね。

 

ですから、当時はおそらく、私が《メンバーに許されている状態》というか、「社長がああ言っているし、やりたいんだから、じゃ、やりますか!」といったような感じで付いて来てくれていたのだと思います。皆とても気のいいメンバーですからね。

 

 

1

2

3

プロフィール

  • 世一 英仁氏

    株式会社キュービック 代表取締役CEO

    1981年埼玉県さいたま市生まれ。 東京大学法学部卒業後の2006年に創業し、代表取締役に就任。 全社戦略策定・実行の後、デジタルメディアの新規企画・開発・グロースを牽引。 Webプロモーション全般を専門領域とし、転職支援メディア「HOP!」や薬剤師向け人材事業、 リーガル領域の法律相談メディアなどを立ち上げ、現在の事業の礎を築く。 人事・組織領域おいては、マーケティングフレームワーク「CUEM」の開発を通じ 社内人材の育成に携わるほか、人事制度設計や採用実務、全体コミュニケーションの設計などを担当。 グロービスマネジメントスクール講師。