TOP イマ、ココ、注目社長! 「届けてくれる価値」を正当に評価する未来をつくりたい。

2019/11/20

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第57回

「届けてくれる価値」を正当に評価する未来をつくりたい。

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  • CBcloud株式会社 代表取締役CEO 松本 隆一氏

 

個人事業主のトラックドライバーは、たとえ高いスキルを持っていても、業界の構造的な問題によって厳しい環境に置かれているといいます。そんな彼らの仕事が正しく評価されるよう、荷主とフリーランスドライバーをつなぐマッチングプラットフォームの『PickGo(ピックゴー)』などを開発・提供しているのがCBcloud株式会社です。

 

「物流に関わるすべてのスタンダードを再構築し、物流業界に関わる人々の未来を創り続けていく」と語る同社の創業者・松本隆一氏(代表取締役CEO)に話をうかがいました。

(聞き手/井上和幸)

CBcloud社の主力サービスである『PickGo』は、荷主とフリーランスドライバーをつなぐマッチングプラットフォームです。

このサービスの利点を荷主の側から見ると、依頼からエントリーまでが平均56秒という極めて速いスピード感と、ドライバーを評価する仕組みによる配送品質の高さがあります。

 

一方、ドライバー側から見ると、「受注の多重構造をつくらせない」、「早い者勝ちやコネではなく、荷主から評価され選ばれる公正な仕組み」、「報酬は即日入金」、「カーリースなどの開業支援」——といったように、ドライバーが正しく評価され、相応の報酬を得られるように設計されていることが大きな魅力です。

そのため、2016年のローンチ以来、ドライバーの登録台数は増え続けており、現在は1万5000台を突破。(2019年10月時点)東京都内であれば常にどこでも登録ドライバーが走っている状況になっています。

 

また、同社ではこの他、運送会社向けのAI動態管理システム『ichimana(イチマナ)』や、誰でも高い生産性で宅配サービスが行えるようになる『LAMS(ラムズ)』などのサービスも展開しています。

 

――どのサービスも、他とは違って、現場を救う視点、ドライバーの目線でつくられたプロダクトだという感じがします。

 

 

松本 そうですね。我々はドライバー目線でやっていますので、多重構造をつくらせない仕組みや、早い者勝ちやコネで仕事を得られない仕組みにしています。この二つは、我々しか持っていない特長です。

受注の多重構造をつくられてしまうと、これまでと運送業界の構造が変わりません。また、早い者勝ちだと「一番早く出社した人は一番年収が高い」というように、荷主からの信頼を得て仕事を獲得するための努力をしなくなってしまいます。だから、荷主から評価され、選ばれる仕組みをつくっています。

 

 

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プロフィール

  • 松本 隆一氏

    CBcloud株式会社 代表取締役CEO

    1988年生まれ、沖縄県出身。高校時代に独学でプログラミングを修得。 高校卒業後、2007年航空保安大学校入学と同時に国土交通省へ入省。 2009年より航空管制官として羽田空港に勤務。2013年に退省、他界した義父の運送業を継ぐ。 会社経営をしながら自身も配送ドライバーを経験。同年10月にCBcloud株式会社を設立。 運送業経営の現場で、多重下請け構造や非効率な慣習から、業務改善に余力がない物流業界の現状を実感。 自身の会社だけでなく、あらゆるドライバーの環境を改善することで業界全体をより良くすべく、ITによる業界変革を決意。 これまでに、ドライバーに意思決定権のある自由な働き方、効率的な稼働、正当な業務評価により努力が可視化される環境を提供してきた。 ドライバーの価値が正当に評価され尊敬される存在になることを目指し、常に「現場で働く人のため」に尽力する。