TOP イマ、ココ、注目社長! 「海を日常に」。誰もが海中にアクセスできるようになれば、世界はきっと大きく変わる【前編】

2019/11/13

1/4ページ

第55回

「海を日常に」。誰もが海中にアクセスできるようになれば、世界はきっと大きく変わる【前編】

  • イマ、ココ、注目社長!
  • 経営者
  • 組織
  • 経営
  • OCEAN SPIRAL 株式会社 代表取締役 米澤 徹哉氏

 

そう遠くない未来、人類は潜水服も酸素ボンベも身につけることなく、海中の世界を楽しめるようになるかもしれない ―――そんな夢のようなビジネスプランが、今年6月に発表されました。構想を組み立て実現しようとしているのは、OCEAN SPIRAL株式会社(以下、オーシャンスパイラル)の米澤徹哉氏です。

 

地球上にありながら、実は宇宙より行くのが難しいといわれる深海の世界。だからこそ、オーシャンスパイラルが構想するビジネスには、さまざまな可能性への期待が寄せられています。

 

「夢物語」と揶揄されることも少なくはなかったというアイディアを、実現まであと一歩というところまで推し進めてきた米澤氏の熱意の源と勝算は? ビジネスパーソンとして、また起業家、経営者としてのこれまでとこれからについても伺いました。

(聞き手/井上和幸)

 

普段着のまま海中世界が満喫できる次世代の潜水船

オーシャンスパイラルは「海を日常にする」という理念のもと、コストや技術面での課題が理由で限られた人しか到達できなかった海中世界を、誰もが目指せる環境を整備。より多くの人に海の魅力を伝える世界初の構造を持つ次世代潜水船「SEA BALLOON(海中バルーン)」を開発し、ウエディングやリゾートといった観光分野で、これまでにない斬新な楽しみ方を世界に向けて発信していきます。

 

SEA BALLOONは、サブマーシブル(潜水装置となる球体)とワイヤリングシステムによってそれをドッキングする構造を持った母船(サポートベッセル)で構成される次世代の潜水船。サブマーシブルはアクリル製の完全球体で、大人が5人まで乗り込めます。現在、最終設計段階で、2020年1月より初号機の製造に着手する予定。

次世代潜水船「SEA BALLOON(海中バルーン)」

このSEA BALLOONを量産・展開することで海中にアクセスするコストを下げ、いずれは研究者がより安価に調査研究も行える土壌を作って行くことが、オーシャンスパイラルの長期プランだといいます。

 

 

1

2

3

4

プロフィール

  • 米澤 徹哉氏

    OCEAN SPIRAL 株式会社 代表取締役

    1985年大阪府生まれ。IT系広告代理店(マザーズ上場)の新規開拓営業として、入社1年後に社内で営業売上高トップを達成。2010年教育企画のコンサルティング企業を設立し、高校時代に手帳に記した「2010年に起業」という目標を成し遂げる。大手出版社や著名な教育学者とコラボした日本初のサービスは、日本の大手企業を含む100社以上に導入された。2013年サイバーエージェントグループの経営戦略室にて、各種モバイルサービスやアプリ事業の戦略立案からローンチまで一貫して携わる。10年以上の営業経験を軸とし、新規事業の立ち上げ、企画・戦略の立案から実行、マーケットリサーチなど多角的な事業経験をバックグラウンドに経営を担う。2016年 11月 オーシャンスパイラルを創業。