TOP イマ、ココ、注目社長! 旧態依然の米国住宅市場に「日本のノウハウ」とIT技術で斬り込む【後編】

2019/11/08

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第54回

旧態依然の米国住宅市場に「日本のノウハウ」とIT技術で斬り込む【後編】

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  • HOMMA Inc. Founder & CEO 本間 毅氏

 

HOMMA Inc.は、日本のノウハウとITを持ち込むことで米国に新しいライフスタイルを創ろうとしている、シリコンバレー拠点の住宅販売会社です。

 

後編では創業者の本間 毅社長に経営者観や今後の展望やご自身の経営観についてうかがいました。

「HOMMA ONE」の外観

 

《都市型のコンパクト住宅》のコンセプトでミレニアム世代をねらう。

――読者の方も興味があると思うので、本間さんが考える「これからの家」についてぜひお伺いしていきたいのですが。

 

本間 我々が、手がけている最初のプロタイプの住宅「HOMMA ONE」は、2020年の完成を予定し、それと同時並行で次の「HOMMA X(ten)」の建設も進めています。これは10軒以上の家を小さなコミュニティとしてまとめて開発していくイメージのものです。

 

アメリカになかった新しいコンセプトで、日本から持ち込めるもの、あるいは、日本の方が進んでいるものは結構あると思うんですね。アメリカは土地が広くて、家も大きいのですが、必ずしも大きな家が良いということでもありません。我々は、特に若い人向けにコンパクトな住宅をつくっていこうと考えています。我々がターゲットにしているのはミレニアム世代です。

 

ミレニアム世代、特にテック企業で働いている人というのは、渋滞で通勤をしたくない。かといって、都心のど真ん中の小さなアパートに住みたいわけでもない。ということは、ある程度便利で、それなりに広い住宅を郊外に探しに行くと、一戸建ての場合は、マーケットに出ている物件の90%は中古です。

 

 

――要するに、どこにでもあるクラシックなデザインの、古い家ということですね。

 

本間 「これ、おばあちゃん家と同じだ」と(笑)。そうではなくて、我々が今打ち出しているのは《都市型のコンパクト住宅》というコンセプトです。

 

若者向けに都心に近い所、例えば、車で10分、15分とかという便利な所に、なんならクルマを持たなくてもライドシェアだけ、ウーバーだけ、自転車だけで生活できるようなエリアに、サイズをものすごく小さくした家を建てる。

 

 

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プロフィール

  • 本間 毅氏

    HOMMA Inc. Founder & CEO

    1974年鳥取生まれ。 中央大学在学中にWebインテグレーションを行うイエルネット設立。 売却後、2003年ソニー株式会社入社。 ネット系事業戦略部門、リテール系新規事業開発等を経て、 2008年5月よりアメリカ西海岸に赴任。電子書籍事業の事業戦略に従事。 2012年2月楽天株式会社執行役員就任。退任後、2016年シリコンバレーにてHOMMA, Inc.創業