TOP イマ、ココ、注目社長! 旧態依然の米国住宅市場に「日本のノウハウ」とIT技術で斬り込む【前編】

2019/11/06

1/4ページ

第53回

旧態依然の米国住宅市場に「日本のノウハウ」とIT技術で斬り込む【前編】

  • イマ、ココ、注目社長!
  • 経営者
  • 組織
  • 経営
  • HOMMA Inc. Founder & CEO 本間 毅氏

 

日本人にはあまり知られていませんが、実はアメリカ住宅のクオリティは低く、多くの人が不満を抱えて住んでいるといいます。市場の90%は中古で、新築は10%だけ。しかも、新築の8割が建売で、「“百年”一日」のクラシックなデザインの古い建物ばかり――。

 

米国住宅事情のこんな課題に気づき、日本のノウハウとITを持ち込むことで今まさに新しいライフスタイルを創ろうとしているのが、シリコンバレーに拠点を置く住宅販売ベンチャー「HOMMA Inc.」の本間 毅社長(Founder & CEO)です。

本間毅社長は1974年生まれ。学生時代にウェブ制作やシステム開発の会社を起業した後、その会社を売却して2003年にソニーに入社。アメリカ駐在中の2012年に楽天へと転職し、2016年にシリコンバレーでHOMMA Inc.を創業されています。

 

本間社長によれば、もともと本間家は京都の宮大工さんで、父方のおじい様は建築家、母方のおじい様は建築資材の販売会社を経営されていたそうです。

 

そんなルーツを持つ本間社長が、日本住宅のアイデアとノウハウ、ITによって、旧態依然としたアメリカの住宅事情に今イノベーションを起こそうとしています。

 

 

――まず、本間さんが今回この会社(HOMMA)を起業されたきっかけからぜひお聞かせください。

 

本間 学生時代につくった会社を売却するときに、実は「もう起業はいいや」と思っていました。起業するという意味での自己実現は果たしましたし、いい勉強になりましたしね。だから、まさかこの会社を起業することになるとはつゆほども思いませんでした。

 

それでも、なぜ起業したかというと理由は二つあります。一つは、アメリカの住宅はイノベーションと程遠く、非常に時代遅れであることです。古い家がたくさんあって、みんなが文句を言いながらそこに無理やり住んでいるという状況なんですね。

 

市場の90%は中古で、新築は10%しかない。しかも、新築では注文建築が2割しかなくて、8割方が建売なんです。思い通りの家にはなかなか住めないし、それに対する不満が高い。

 

 

1

2

3

4

プロフィール

  • 本間 毅氏

    HOMMA Inc. Founder & CEO

    1974年鳥取生まれ。 中央大学在学中にWebインテグレーションを行うイエルネット設立。 売却後、2003年ソニー株式会社入社。 ネット系事業戦略部門、リテール系新規事業開発等を経て、 2008年5月よりアメリカ西海岸に赴任。電子書籍事業の事業戦略に従事。 2012年2月楽天株式会社執行役員就任。退任後、2016年シリコンバレーにてHOMMA, Inc.創業