2019/09/30
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第190回
中企業のマネジメントは、こうあればよい。
- エグゼクティブ
- マネジメント
- 株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO 井上和幸
前回まで見てきた通り、ドラッカーはどうやら中企業を一つの望ましい状態と捉えている節がある。
「中企業はすでにそれぞれの分野で一流である。他の企業にはできないことを楽にこなしている。したがって、自信過剰となっている恐れがある。有能であるがゆえに日常が平凡である。危機など滅多にやってこない。誰もが行うべきことを知り、それらのことを行なっている。したがって、新しく興奮させられることをしたいという欲求に常にさらされる。」(『マネジメント–-課題、責任、実践』、1973年)
こうして中企業は、自分たちの能力、知識、スキルを多少なりとも適用...
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