TOP イマ、ココ、注目社長! コミュニティづくりは街づくり。「生まれてきた意味と価値」を暮らしている街に創りたい。

2019/09/25

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第46回

コミュニティづくりは街づくり。「生まれてきた意味と価値」を暮らしている街に創りたい。

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  • HITOTOWA INC. 代表取締役 荒 昌史氏

 

「人と和のために仕事をし、都市の社会環境問題を解決する」をミッションに掲げている株式会社 HITOTOWA。都市のコミュニティづくりを手がけ、マンションの新築物件のプロデュースから既存物件、あるいはエリアマネジメントなどを通して、そこに住まう人々に豊かなつながりを提供している会社です。

 

HITOTOWAは「人と和」。創業して間もなく東日本大震災が起こったことで、社長の荒昌史氏は、経営者として成し遂げたい社会貢献の輪郭がはっきりしたと言います。概念的に語られがちな「コミュニティ」に必然性をもたせ、無縁社会の解消、一体感のある街づくり、いざという時に守りあえる職住環境の醸成という大きな社会課題に、少数精鋭で挑むHITOTOWAのユニークな事業スタイルと、荒氏が見据える日本の街の未来について伺いました。

(聞き手/井上和幸)

 

入社2年目で社内コンペに優勝。人生が変わった

新卒で、株式会社リクルートコスモス(現:株式会社コスモスイニシア)に入社した荒社長ですが、そもそも住宅や不動産の業界に興味があったわけではなかったのだとか。会社の選定基準は、「若いうちから仕事を任せてくれる」こと。起業したい、経営者になりたいという以前に「仕事ができるようになりたい」という思いが圧倒的に強かったのだといいます。

 

そこで、事業家を多く輩出しているリクルートの文化に興味を持ち、リクルートコスモスへ。

インタビューは、その当時の話から始まりました。

 

 

――そもそも、住宅や不動産関連にご興味があったわけではなかったとか?

 

 はい。リクルートコスモスに入社したのも、若いうちから仕事を任せてもらえそう、人が魅力的という部分が大きくて、入社式の前日に初めてホームページでどんな仕事をしている会社か知ったくらいです。「へぇ、マンション売ってるんだ」って(笑)。

 

最初に配属されたのは、マンションや戸建を建てるための事業用地を購入する部署。もともとは「社会貢献する仕事がしたい」と社会に出たので、正直なところ地上げ屋みたいなイメージのある仕事をすることに最初の1年はとても戸惑い、「辞めようかな」とさえ思いました。

 

でも、人には恵まれていたんですよ。当時の先輩に相談したら、「プライベートでNPOをやってみたら?」と言ってくれた。それでNPOを立ち上げ、入社1年目から不動産屋と環境NPOの二足のわらじを履いて、精神的に少し落ち着くことができました。

 

仕事が面白くなってきたのは、2年目の夏くらいから。開発に対して環境破壊といった思い込みがあったのですが、そういう面もある一方で人々の夢を実現する面もあることに気づきました。自分が思い込んでいた負のイメージを払拭する開発をしたい、と思い始めたらすごく楽しくなってきました。

 

 

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プロフィール

  • 荒 昌史氏

    HITOTOWA INC. 代表取締役

    1980年生まれ。デベロッパー在籍時のCSR部署の立ち上げを経て、2010年にHITOTOWA INC.を創業。集合住宅を軸にした人々のつながりをつくることで都市の社会課題を解決するネイバーフッドデザイン事業、サッカー・フットサルを通じた課題解決を行うソーシャルフットボール事業を展開。マニュフェスト大賞 優秀復興支援・防災減災賞やグッドデザイン賞、グッド減災賞等を受賞。 東京都住宅政策審議会委員、Jリーグ社会連携検討部会委員等を歴任。障がいの有無に関係なく、健常者のリーグで高みを目指すインクルーシブ・フットサルチーム「バルドラール浦安デフィオ」に選手として所属。