TOP 社長を目指す方程式 言動から「相手の癖」を分析 上司に薦める部下・取引先との関係改善術

2019/08/06

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社長を目指す方程式

第19回

言動から「相手の癖」を分析 上司に薦める部下・取引先との関係改善術

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こんにちは、経営者JPの井上です。

 

前回、できる社長は「相手によってコミュニケーションスタイルを使い分ける」というスキルについてお話ししました。天性のセンスで使い分けをしている社長も多いですが、これを誰もが学び身につけることができる方法論として、動機欲求に基づく行動パターンをもとに人を4タイプ分ける「DiSC理論」を紹介いたしました。

 

この行動特性分析「DiSC理論」に似たもので、「Social Style(ソーシャルスタイル)理論」があります。今回はこれをご紹介してみたいと思います。前号記事と比較しながらお読み頂きますと、より面白く理解、吸収いただけると思います。






 

今回の社長を目指す法則・方程式:

 

デビッド・メリル「Social Style(ソーシャルスタイル)理論」

 

 

◆4つの性格の特徴

「Social Style(ソーシャルスタイル)」とは、1968年にアメリカの産業心理学者であるデビッド・メリル氏が提唱したコミュニケーションの理論です。人の言動を4つのスタイルに分けて分析し、相手が望ましいと感じる対応を探し、選択する方法として活用されています。

 

少し噛み砕いて言えば、外から見えるその人の態度を4つのタイプに分類したものです。

 

例えば、同じ部下からの提案を聞いたとしても、読者である上司の皆さんの反応は様々ですよね。「いいねー!」が口癖の人もいれば、「で、結論は?」とくる人もいるでしょう。あるいは「そうだね、どうかな…」と煮え切らない人、または「ふーん、別に」とスルーする人もいるかもしれません。

 

これ、全て皆さんのコミュニケーション態度の癖なのです。

 

プロフィール

  • 井上 和幸

    井上 和幸

    株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO

    1966年群馬県生まれ。早稲田大学卒業後、株式会社リクルート入社。人材コンサルティング会社に転職後、株式会社リクルート・エックス(現・リクルートエグゼクティブエージェント)のマネージングディレクターを経て、2010年に株式会社 経営者JPを設立。企業の経営人材採用支援・転職支援、経営組織コンサルティング、経営人材育成プログラムを提供。著書に『ずるいマネジメント 頑張らなくても、すごい成果がついてくる!』(SBクリエイティブ)、『社長になる人の条件』(日本実業出版社)、『ビジネスモデル×仕事術』(共著、日本実業出版社)、『5年後も会社から求められる人、捨てられる人』(遊タイム出版)、『「社長のヘッドハンター」が教える成功法則』(サンマーク出版)など。

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