2019/03/14
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2030年に向かえ! リーダーのためのキャリアメイク戦略
第8回
「評価」をせずに「情報収集」を。「形容詞」ではなく事実を見る。
- 転職
- キャリア
- 井上 和幸 株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO
【この記事でわかること】
・相手の経験(できること)を聞く際に心がけるべき2つのポイント
・事実を情報収集した後の「5つの評価基準」
◆評価をするのではなく、まずその人の情報収集をする。
前回は、「WILL(志望動機、その人は何をやりたい人なのか)」の要件についての質問の仕方を取り上げました。
今回は、「CAN(体験の確認、その人は何ができるのか)」です。
例えば、話題は何でもいいのですが、まずはこんなやり取りをつくってみました。新卒の場合です。
面接官「何を達成したんですか?」
候補者「バスケットボールをやっていて県大会で優勝しました」
これで終わってしまうようだと芸がありませんよね。
面接官「へえ、すごいですね。県大会で優勝したんですか。そのときのポジションは何だったんですか?」
候補者「ポイントガードです」
面接官「それはどういう役割なんですか?」
候補者「出場している選手の中での監督であり、司令塔です。ちなみに、『ポイントガード』のポイントとは、『線路の分岐器』のことです。そのような感じでイメージしていただければと思います。本当に面白く、やりがいのあるポジションでした」
面接官「なるほど。重要そうなポジションですね。そのポジションを務めるには何が必要ですか?」
候補者「リーダーシップと状況判断力、バスケットIQ、パス能力などが不可欠になります」
とこんなふうに、話の中に体験が出てきて、こちらがそれについて確認のツッコミを入れてみた場合、一般的に皆さんが優秀だと思うような人材は、体験への感想コメントでの切り返しをしてくるものです。
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