2019/03/13
1/2ページ
イマ、ココ、注目社長!
第15回
路地裏から世界を沸かす!飲食業の独立・開店支援で人と街を輝かせる。 【前編】
- 注目企業
- 経営者インタビュー
- 組織
- 経営
- 笹田 隆氏 株式会社上昇気流 代表取締役社長
株式会社上昇気流は、飲食業で独立や開店を考えている人に対して、新しいタイプの手厚いサポートを提供している会社です。
その主な特長は、①居抜き物件を中心に、出店時に必要な保証金や設備投資にかかる費用をトータルパッケージで提供するなど、初期投資を3分の1から4分の1に抑制 ②開業支援のプロの無料サポートとアフターサービス(メンテナンス等) ③完全定額制の使用料で売上報告義務はない ④「上昇気流会」にて仲間との交流や研修を用意――など。
「一般的に経営というのは、経営資源を上手く活用して、効率を上げたり効果を上げたり、というような話だけれど、小さな飲食店はそもそも経営資源も少ない。ないところから輝かし魂を入れるようなことをやりたい」と語る同社代表取締役社長の笹田隆さんにお話を伺いました。
人が中心の飲食業ほどいい仕事はない。
――そもそも笹田さんが上昇気流を立ち上げられたのはどのような経緯だったのですか?
笹田 私は飲食店の仕事を40年やっているんですね。それと同時に食品流通に関わる仕事、大きい会社も小さい会社もやっていたのですが、色々経験すればするほど、「人が中心の仕事っていいな」という想いがありました。飲食業というのは、お客さんに喜んでもらえるし、やっている方も楽しいし、一生続けられる。「こんなにいい仕事はないよね」と。
もう一つは、私どもは直営の店が今7店あるんですが、ここで働いている人はみんな将来独立するんです。その人たちが独立して成長するのを手伝いたいな、と。それで『上昇気流』という独立・開店の支援業を立ち上げました。
――もともと若いころから食がお好きだったのですよね。飲食ビジネスそのものにもご興味があったとか?
笹田 呑兵衛ですし、食べることも好きですしね。で、実は私、人間に接するのが下手なんですよ。どちらかというと話すことも下手なんですね。飲食の人には、そういう人が意外と多いんですよ。だけど、心がピュアで、真面目で、愛される人が多くて、そういう人に気づきがでてくるとものすごく成長するんです。彼らが育つことが私はものすごく嬉しい、というか好きだというのはありますね。
組織には二つあるじゃないですか。組織を中心に……言ったら悪いけど人を道具化するのと、人が組織を活かすのと。どっちが中心かと言ったら、人が中心の組織が本質的だろうなと。で、こういう仕事をやるようになりました。
こちらは会員限定記事です。
無料会員登録をしていただくと続きをお読みいただけます。