TOP イマ、ココ、注目社長! スマホの中で世界を広げていくような体験を提供したい。【前編】

2019/01/23

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第5回

スマホの中で世界を広げていくような体験を提供したい。【前編】

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  • 株式会社TABI LABO 代表取締役 久志尚太郎氏

 

「海外に行かなくてもいいから、僕が体験した《世界を見広げていくような体験》をスマホで提供できないか?と思って創ったのが、2014年2月にローンチした『TABI LABO』です。『旅行に行きましょう』というトラベルサイトではなくて、行かなくても行ったような体験ができ、見えていなかった世界を広げられる。そんなメディアになるといいなと思っています」

 

株式会社TABI LABO 代表取締役の久志尚太郎さんは、同社のことを「ミレニアル世代と都市生活者にムーブメントを創る会社」と表現します。

 

展開する事業は、「メディアブランド」と、「ブランドスタジオ」の2つ。前者のメディア事業は、旅に出ることを促すトラベルサイトではなく、記事を読むことで現地に行ったような体験を提供し、それによって人々の《覚醒》を促すことをめざすライフスタイルメディアです。

 

また後者の「ブランドスタジオ」とは、企業などに対して、ビジョンやコンセプトづくり、マーケティング戦略、クリエイティブ、メディア流通などをワンストップで提供するという新しいビジネスモデルです。

 

ミレニアル世代に向けた独自メディアを持つことで、潜在的なニーズの発見や、効果的なプロモーションの展開、申し込みと購入などを、スマホの中で完結し、さらにリアルでの行動も促しているのが、同社の大きな強みといえます。

 

インタビューの前半では、久志さんが『TABI LABO』という会社を創るまでの波乱万丈な半生と、同社に託す思いをお聞きしました。

 

「見えていない世界」を見広げていくことが自分の可能性を広げる。

――『TABI LABO』という会社は、久志さんのいろいろなご経験が今につながってできていると思います。まずは、「だから今このビジネスなんだ」というところからお話しいただけますか?

 

久志 僕らには「見えていない世界」があって、それを見広げていくことがすごく大事だと思っています。ビジネスもそうですが、「知っているもの」を追いかけていくのは違うと思っているんですよ。だから、自分たちが見えていないことを見広げていく行為を、メディアでも事業でも会社としても、淡々粛々とやっています。

 

 

――そもそも久志さんの中に「これ、見えてないじゃん」「見えるところしか情報がない」といったものが何かあったのですか?

 

久志 例えば、「旅」というものを考えたとき、実際に旅をしなくても別にいいじゃないですか?インスタグラムやネットで見ておけばいい。知っているものをトレースするみたいな、スタンプラリーみたいな旅は、しなくていいですよね。

 

リアルかデジタルかいうことではなく、僕は、「自分たちが見えていない世界」を見広げていくことが、自分自身の可能性や、世の中に対しての可能性を広げることにつながると思っています。

 

結局、僕もそうですが大人って、知った気になっているだけで実は何も知らない。で、自分たちが知っていると思っているものの中に、あるいは、全然知らないものの中に、「見えていない世界」を広げていけることがすごく重要なんです。経営とか事業をやるというのは、基本的にそういうことだと思っています。

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プロフィール

  • 久志尚太郎氏

    株式会社TABI LABO 代表取締役

    1984年生まれ、株式会社TABI LABO 代表取締役。 中学卒業後、単身渡米。16歳の時に飛び級で高校を卒業後、起業。 帰国後は19歳でDELLに入社、20歳で法人営業部のトップセールスマンに。 21歳から23歳までの2年間は同社を退職し、世界25ヶ国をまわる。 復職後は25歳でサービスセールス部門のマネージャーに就任。同社退職後、宮崎県でソーシャルビジネスに従事。 2013年より東京に拠点を移し、2014年2月TABI LABO創業。クリエイティブディレクターとしてヤマハ発動機「サウナとトリシティでととのった」やUltra Japan「OFFICIAL AFTER MOVIE2016」を手掛ける。 2017年に社内組織BRAND STUDIO(ブランドスタジオ)を設立。