2019/01/31
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2030年に向かえ! リーダーのためのキャリアメイク戦略
第5回
「この人と一緒に働きたい」と思われる。
- 転職
- キャリア
- 井上 和幸 株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO
これまで4回にわたって話してきたことを、最後にまとめていきたいと思います。
私がお伝えしたいのは、「皆さん自身が自分にとって良い場を獲得すること」――これに尽きます。
ならば、その良い場はどうしたら獲得できるのか? 簡単に言うと、周囲から「この人と一緒に働きたい」と思われることです。
一緒に働きたいと思われるリーダーとは、まずテーマを持っていて、ご自身が何をできるかということもちゃんと自覚できている人です。また、ごまかしのないような、具体的かつ現実的な話をする人。精神的に安定していることも大切ですし、何かあったときにへこたれないような雰囲気も持っています。
また、意外とバカにならないと思うのが、印象論も含めて、「周りから見てこの人やっぱり信用できるな、裏切らない方だな」と思われることです。我々もいろいろな方々を見ていて思います。
逆に、一緒に働きたいと思われたくなければ……、話は簡単です。外見と結果ばかりを欲しがり、会話が抽象的で、述べるのは「べき論」だけ。感情的でナルシスト。こうやっておけばだいたいは嫌ってくれます(笑)。
今回は、「倒れにくいリーダーになる」、「積極的安定を獲得する」ことを主なテーマにしていますが、私が見てきた限り、やはり、「自分にとっての良い場」を獲得している人たちは倒れにくいんです。その方たちも辛い局面にぶち当たることもあるわけですが、周りの人たちがそのまま放っておかないというか、助け舟を出してくれることが多いんですね。
我々は激変の中、正解がないところで生きています。特に、エグゼクティブクラスの皆さんはそうだと思います。
これまでは、年功序列や終身雇用がしっかり保証される中で道筋を選んでいくと、ハッピーリタイヤで20年の余生を楽しむということができました。しかし、今は土台が全然違う方向に変わってきています。そして、まだ正解が見えていない。
だからこそ、「倒れにくい人になりましょう」というのが、今回、私がぜひお伝えしたかったキーワードなんです。
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